唾液には、細菌が繁殖するのを抑制する免疫効果をはじめ、食べかすを流して口の中をきれいに保つ、といった特徴があります。だから、よく噛んで食べると、唾液がたくさん出てきて、それが口の清潔を保ち、歯周病予防に役立つというわけです。
毎食、口に食べものを入れたら、回数を数えるなどしてよく感で食べる習慣をつけましょう。
唾液のことを考えると、朝食など食事を抜くのはもってのほか。しかし、暴飲暴食もNG。栄養のバランスを考慮した料理をよく噛んで食べる。そんな食事の仕方が歯周病のためにもふさわしいといえます。
こうして、唾液は食事中にたくさん出てくるものですが、実は、食事以外のときにも口の中で清浄作業をしてくれています。だから、唾液が足りないなと思う方は、普段からガム(もちろん、ノンシュガータイプ)を噛んだり、口を閉じて舌を動かしたりして唾液の分泌を促すのも手です。
口が乾きがちな方は口呼吸をしていることが多いので、ぜひ鼻呼吸を!